



遂に最終巻ですね〜(泣)
どんな決着を付けるのかワクワクしながら読みましたが、ぶっちゃけ二度ほど読み返してしまいました(笑)
中間で決着がついて、後はその後の皆んなという感じの後日談になっているんですが、台詞のコマで顔を見せない謎の誰かが居たりして面白かったです。
あの人生きてたんだ〜とか、あんなことあったけど日常は変わらずに回り続けるっていうのを描いてて、全体的に死に様より生き様に重きを置いた物語だったんだと再認識しましたね。
虎杖君はお爺さんの遺言通り、初めは理想の死に様を目指してたけど、激動の中で生き様こそが死に様に繋がることに気がついたのが良かったです。
伏黒君の心を折ろうとする両面宿儺に「始めから真っ当に生きてきたつもりなんてねぇよ」と反論され、為すすべなく塵になるところはスカッとしました。
作者様のあとがきも面白くて、色んな葛藤の末に産み出された作品なんだなということがよくわかりました。
自分が面白いと思うものを生み出したいという気持ちと、それで誰かを傷つけるかもしれないと思う気持ちという裏側を知れて面白かったです。
そんな最終巻がどんな大団円に向かったのか、気になる方は是非、おすすめです!