1とありますが、この一冊で物語は完結しています。
お値段にギョッとしてしまいましたが、500ページ以上のボリュームなので2冊買ったつもりで読みました。
読んで後悔はしない、大満足のオススメの一冊です。
本編完結後、結婚式を控えていた主人公が唐突に攫われてしまうところから物語は始まります。主人公特性なのか、カレンって平穏な人生と無縁ですよね(笑)
ifの世界、所謂パラレルワールドに紛れ込んだカレンが、元の世界に戻るまでの奮闘が描かれています。
ネタバレになるので多くは語れませんが、if世界のライナルトとの別れは涙なしには読めません!
見所は多すぎて書けませんが、やっぱりエルネスタかな。
『私は貴女の知ってるエルじゃないけど…』と、自分にできることはないか?と言ってくれた場面でしょうか。
カレンの望みは本当に細やかで可愛くて、それが凄く切なくて泣きました。