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現代ファンタジーものです。
事故で他界した両親の食堂、その食堂を継ぐために頑張る妹。そしてそれを助ける兄の物語です。
料理の「り」の字も知らない兄ができるのは、下拵えや掃除くらい。その下拵えさえもまま成らず、兄妹喧嘩の末に下町の神社で神頼みします。
神様は願いを叶えてくれたけど、それは「幽霊に体を憑依させる」という荒技。
もうこの作者さんの発想が面白いです。神様なんだからパッと解決しそうなのに、料理人を憑依させるという無茶振り。望みを叶えないと成仏してくれないため、主人公も必死になります。
成らざるを得ないのが面白く、しかも結局、本人の努力で解決していくように誘導する神様が素敵でした。