とりかえ・ばや(2)

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星5

女なのに女と結婚する展開に、ニヤニヤが止まりません。
平安時代、夫婦は別居が基本で、夫は妻の家に行くという通い婚でした。
同じ御帳台に寝ることになった沙羅が、夫婦の営みを知りつつも手を繋ぐ以上のことが出来ず、途方に暮れるところが面白かったです。
まぁ四の姫にしてみれば、勇気を出して御帳台に招き入れたのに手を握るだけなのですから、姫の方こそ途方に暮れたでしょうね。
家同士の取り決めの結婚ですが、彼女の絶望を考えると主人公の行動(結婚)は浅はかとしか思えません。四の姫は結局、沙羅の嘘の犠牲者でしかありませんからね。

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