宝石商のメイド １

独特の世界観と、柔らかな色彩の絵が特徴の漫画です。
ジュエリーになる前の、裸石や鉱石を売るお店の物語で、来店するお客様の物語でもあります。
一巻を読んだ感想は、絵本みたいだな…でした。
ただ描かれる宝石や鉱物はとても丁寧で、凄く勉強されたんだなと思いました。
好きな話は男子学生の話で、「何を美しく思うかに値は関係ない」とメイドが語るところです。
父親の形見が高値で売れないと知った男子学生に、メイドが諭す場面なんですが、物の価値は人の数だけあるんだと再確認できる良い話でした。